なんかさ

どんな感じ?

True Love Waits

Radioheadの名作。ライブ演奏してから20年の月日が経って音源化されたとかなんとか...

 

お昼前にWAVESという映画を観に行った。

予告編とかの前情報だけですごく興味が湧いたから観に行った。

本当ならば4月10日らへんに公開予定だったんだけどコロナの影響で一昨日、7月10日に公開された。

 

A24っていう映画配給会社の作品をスクリーンで見るのは初めてだった。むしろA24作品を見たのが初めてだったかもしれない。

ムーンライトとか、ミッドサマーとか。そういう有名どころ案外避けて通っていたけどWAVES、良かったです。

 

話としてはよくある転落人生、そして再生。がテーマなのかな?それを前後半に分けて主人公を変えて展開していく、みたいな映画。

 

まず色彩がすごい豊かでした。基本的に夕暮れ時のあの紫めいた色が印象に残るくらい出てきてて。これはA24ならではの色彩表現なんじゃないかな?他の作品の予告編とかポスターとか見ても色で訴えてくる印象が強い。これがまず本当に良かったです。WAVESといえばあのポスターの色味がぱって浮かんできます。それくらいのある意味では破壊力。

あと、町山さんのラジオでの解説の書き起こしサイト見て(みやーんZZさん大好き。)、二部構成の二部の序盤の色味を青で統一していた。ってのを見て、うわあ確かに!とか思いました。すごい斬新な手法ですよね。めちゃ美しかった。色で心情表現や場面説明を出来るくらいまで映画技術が進んだことも一因なのかな?

崩壊していくシーンは赤、そして黒が色濃く出されてたし。去年DVDか何かで見たムードインディゴもそういう色の表現あったな。(オマールシー大好き。)あれはモノクロとカラーっていう表現技法だった気がする。

とにかくまた違う角度での視覚表現でした。

 

補足であと画角変えるのとかの表現もしてました。これはMummyとかがそうだったかな?グザヴィエドラン監督ですね。以上クソウンチクでした。映画ロッキーの撮影じゃないのよぉ〜(くりぃむしちゅーのANN大好き。)

 

そんで、音楽ですね。宣伝通り31曲のプレイリストムービーでしたよ。陳腐にしてしまう言葉かもしれないけど長いMVを見ているようだった。あれ?流れてた?この曲って思う曲もパンフを見たらちょくちょくあったけどそれはこっちの落ち度ですね。言い訳はしません。

フランクオーシャンとかカニエ、ケンドリックにアニマルコレクティブ、テームインパラ、アラバマシェイクス、そんでもって冒頭に貼ったRadioheadのこの曲。

2010年代の音楽のメイン張ったのってこういうのだったよねっていうのが沢山軸にあって今の時代にリンクする懐古主義的な映画じゃなかったのが好印象でした。

かと思えば大事な曲がダイナワシントンの

縁は異なもの

縁は異なもの

  • ダイナ・ワシントン
  • ポップ
  • ¥255

この曲だったりする。

けどやっぱりフランクオーシャンとRadioheadにやられたかな。エンドロールのアラバマシェイクスも凄かったけど。こんなこと言い始めたらキリがないからやめとく。

とりあえず対訳された歌詞が字幕で出てくるのでその配慮には感服しました。少し懸念してた点だったので嬉しかったです。それくらいメロディもさながら歌詞にもかなり重きを置いてた作品だったし、その宣伝にまんまとやられて僕はまんまと観に行きました。

 

あ、僕なりに日本映画として2010年代の音楽をまとめたプレイリストムービーが作られるとしたら、と考えてみようかな。

ストーリー設定はどうあれ日本の2010年代。なんだろうこの10年はやっぱり四つ打ちロックフェスブームからのシティポップムーブメント、それを進化させたのが主流になってくるのかな?

31曲として考えてみよう。

まあブログにするかは知りませんが。(しそう)

 

とりあえずWAVES良かった〜というブログでした。転落人生の描き方がもうほぼ急降下みたいな下り方なのが目を細めたくなったけど、再生に向けてゆっくりとゆっくりと音楽と視覚表現と演技力で染みました。映画館で絶対観たいと思ってから何ヶ月か越しに達成出来て感激です。いい席だったし。