なんかさ

どんな感じ?

地中海地方の天気予報〜ラム亭のママ〜

いわゆる僕の中でいつか聞こうとおもっていたリスト、鈴木慶一ムーンライダーズの火の玉ボーイから一曲。

 

とても曲展開が複雑で面白い。個人的にポップに聞かせるプログレ的構造の曲は大好みです。その一曲ともいえるこの曲。いいよね。声のしゃがれもいいしバッグで鳴る打楽器の高度テクニック。すごい曲です。

 

今さっきまで大学の後輩二人と埼玉県は大宮で飲んできた。

 

とても有意義な飲み会だった。

 

飲み会前半はよくある飲み会テーマの朝ドラといえばなにを見てきた?とか花ざかりの君たちへ堀北真希だったか前田敦子だったかとか、そういう上澄みの会話だらけだった。

そんな灰汁をすくいとったとて全く面白くないのはもう何度も経験している。(けれど何度もその話をしてしまう。つまり面白い話なのか?)

 

飲み会も終盤も終盤のラストオーダーを終えたのちに僕はもっと人を掘り下げたいことを少しだけ言語化したら案外2人とも乗り気だった。

 

言葉にしてみると、声に出してみるとどんどんと自分の考えがまとまってくる。

 

僕は相手の(特に僕が興味のある)カルチャーに入り込んだ分岐点のルーツが知りたいのだ。

例えば今日の飲み会の話だとすると、後輩の一人がヒッチコックの映画作品が好きだという。

生まれてこの方僕はヒッチコック作品はレビューでしか見ていない。けれどその後輩がヒッチコックを好きになる片足を突っ込んだ理由がとても興味があるのだとわかった。

しかもその後輩はあのウィルスミスが大好きだという。

僕は勝手にヒッチコック作品が好きな人は大ハリウッドスターなんて目も向けないとすら思っていたからクリビツギョウテンだった。

 

もうそこに至ったルーツが、経験値への興味が止まらないのが僕なんだ。

 

しかももう一人の後輩はあまり映画とか興味がないと見せかけて最近見た面白い映画の一例としてレオンを挙げた。

こんなエピソードが僕は大好物だ。

後輩は僕としてはもう会うことは滅多にないだろうさらに後輩から勧められてレオンを見たと言っていた。

これでいい。もう会うことは滅多にない後輩への興味メーターが振り切る瞬間だった。

 

とてもとてもとても面白かった。

 

僕たちだけしか知らないその人の世界のバックグラウンドを知れる、これこそが僕の理想とする飲み会なのかもしれない。

 

最早インタビュアーだしライターだとすら思う。

こういう人格に形成させた僕のルーツはなんなんだろうとか考えたけど、すんなりと僕はその答えを出せる。

 

気持ち悪いけれど自分がインタビューされた時の答を僕は隠し球としていくらかそれぞれのカルチャーに対して持って生きてる。

そこまでドープにその世界に染まりすぎないように、けれど上澄みのその下の味の感想を述べらるくらいに生きてる。

そう思えてとても有意義だった。

もう殆ど自慰行為にちかいほどエクスタシーを感じ取れた飲み会だった。

 

後輩だったからだとしたらそれは〇〇ハラにもなりかねないからそうでないことを祈る。

 

本当に楽しかった。